ブライドルレザーの魅力とは!?英国伝統的なおすすめのメンズ革財布
時代に関わらず男性用の財布として高い支持を得ている「ブライドルレザー財布」。ブライドルレザーの特徴&魅力及び人気の日本革職人仕立ての革財布をご紹介いたします。
目次
- 1 ブライドルレザー(BRIDLE LEATHER)とは!?
- 1.1 ブライドルレザーの特徴1:最上位の「強度」を有する革
- 1.2 ブライドルレザーの特徴2:個性的な「ブルーム」のある革表情
- 1.3 ブライドルレザーの特徴3:重厚感と力強さのある革風情
- 1.4 ブライドルレザーの特徴4:いぶし銀の光沢感
- 1.5 ブライドルレザーの特徴5:キズや汚れが目立たない
- 1.6 ブライドルレザー(BRIDLE LEATHER)の種類(分類)
- 1.7 人気日本革ブランドのブライドルレザー革財布(メンズ)
- 1.7.1 ジョリーロジャー・ロイヤルフォーチュン
- 1.7.2 ジョリーロジャー・バットビル
- 1.7.3 ジョージブライドル・ロイヤルウォレット
- 1.7.4 ジョージブライドル・バイアリーウォレット
- 1.7.5 ジョージブライドル・バイアリーパース
- 1.7.6 ロンドンブライドル・グラディアトゥール
- 1.7.7 ロンドンブライドル・スプレッドイーグル
- 1.7.8 Bridle Leather Breast Wallet「FETB01-002」
- 1.7.9 ブライドルレザー仕様長財布「PP-BR-LW01」
- 1.7.10 THIN BRIDLE (シンブライドル) ラウンドファスナー長財布
- 1.7.11 THIN BRIDLE (シンブライドル) マチ無し長財布
- 1.7.12 crafsto Bridle Leather ラウンドファスナー長財布
- 1.7.13 crafsto Bridle Leather 長財布
- 1.7.14 crafsto Bridle Leather 二つ折り財布
- 1.8 まとめ
ブライドルレザー(BRIDLE LEATHER)とは!?
ブライドルレザー(BRIDLE LEATHER)は、英国伝統的な革技法によって創出されているイギリスレザー。英国紳士のファッションスタイルをイメージさせてくれる趣深い革素材です。
そんなブライドルレザー(BRIDLE LEATHER)の特徴&魅力と言えるのが下記5つの要素(特徴)です。
ブライドルレザーの特徴1:最上位の「強度」を有する革
ブライドルレザーは馬具(鞍など)に使用されるような硬く・堅牢な牛原皮(ステアレザーなど)を基に作られる革。革素材の中でも最上位に位置づけられる「革強度」を有しています。
とても丈夫な革でブライドルレザー仕立ての革財布は末永く愛用することができるアイテムとなります。
ブライドルレザーの特徴2:個性的な「ブルーム」のある革表情
ブライドルレザー(BRIDLE LEATHER)ならではの特徴と言えるのが「ブルームのある革風情」です。
”ブルーム”とは、革繊維内に浸透している天然蜜蝋が革表面に白い粉上に噴出したもの。ブライドルレザーの証となっています。
”ブルーム”は常に存在しているわけではなく、使用している内にブルームが拭き取られることで消滅。財布に触れる機会が減った時に再びブルームが表れてくる・・そんな日常的な革表情の変化をもたらしてくれます。
ブライドルレザーの特徴3:重厚感と力強さのある革風情
前項と関連する要素となりますが、ブライドルレザーは「重厚感」と「力強さ」のある革風情が魅力となっています。
ブライドルレザーが女性用財布に使われることなく、男性用財布として高い人気を継続しているのも、ブライドルレザーに宿る「重厚感」「レドロな風情」が関連しているものと感じています。
ブライドルレザーの特徴4:いぶし銀の光沢感
ブライドルレザーには、二面性の魅力が存在しています。ひとつが先に記した「ブルームによる重厚感」。もうひとつがブルームが拭き上げられることによって創出される「いぶし銀の光沢感」です。
基本的にブライドルレザー仕様の財布を活用していると徐々にブルームが磨かれることで光沢が生まれてきます。
ブライドルレザーは「ブルームのある革景色」を楽しむのもよし、「磨きが加わった落ち着きのある光沢感」を楽しむのもよし。異なる2通つの革表情の存在が魅力となっています。
ブライドルレザーの特徴5:キズや汚れが目立たない
BRIDLE LEATHERは強度の高い丈夫な革。キズが付きにくいのが機能的特徴となっています。
キズや汚れが付着したとしても、”ブルーム”によって覆われていますので、キズ・汚れが目立ちません。「革の強度」だけでなく、「キズ・汚れが目立たない」ことも末永く使用することが財布となる大切な要因に。
ブライドルレザー(BRIDLE LEATHER)の種類(分類)
ブライドルレザー(BRIDLE LEATHER)は他の革素材と比較すると種類は少なく、現時点では下記2種類が存在しています。
●ベーシック・ブライドルレザー
●型押しブライドルレザー
●ヴィンテージブライドルレザー
大半が「ベーシックタイプ」で占められており、「型押しタイプ」「ヴィンテージブライドルレザー」は極わずかの流通量です。
ただ、近年”型押しブライドルレザー”を活用した革財布が日本革ブランド(COCOMEISTERなど)で作られ始めてしますので、今後、需要・人気が高りと共に生産量が増す可能性がありそうです。
種類は少ない現状ですが、ベーシックタイプのブライドルレザーには「タンナーごとの個性」が存在しています。同じブライドルレザーであっても、タンナーごとに革風情の違い(個性・特徴)が異なっているのです。
ゆえに「タンナー(革のなめし工場)による分類」も重要なポイントとなります。
BRIDLE LEATHERは英国で誕生した革。英国以外の国・地域(ドイツなど)でも作られていますが本当の意味でBRIDLE LEATHERと呼べるのは、イギリスのタンナーにて作られている革のみと私は考えています。
現在、BRIDLE LEATHERを創出している英国のメジャータンナーとなっているのが下記4つのタンナーです。
●セドウィック社&クレイトン社(SEDGWICK&CO.)
●トーマスウェアー社(Thomas Ware and Sons Limited)
●グレードレザー社(GRADE LEATHER LIMITED)
●ベイカー社(J&FJ Baker & Co Ltd)
セドウィック社&クレイトン社(SEDGWICK&CO.)
●セドウィック社&クレイトン社(SEDGWICK&CO.)公式HP
以前は、「セドウィック社」と「クレイトン社」が独立したタナリーとして存在していましたが、現在、セドウィック社が吸収する形で企業合併。「SEDGWICK&CO.」として大規模なタナリーとなっています。
100年以上の歴史を有している老舗タンナーで伝統的なBRIDLEの製作技法によって創出されたBRIDLE LEATHERは総合的な品質が高く、均一性の高いブルーム表情とスムーズな経年変化(光沢感)の流れが特徴・魅力として感じています。
■■セドウィック社&クレイトン社製BRIDLEを活用している革ブランド例
・ガンゾ(GANZO)
・ココマイスター(COCOMEISTER)
・FESON
トーマスウェアー社(Thomas Ware and Sons Limited)
●トーマスウェアー社(Thomas Ware and Sons Limited)公式HP
トーマスウェアー社(Thomas Ware and Sons Limited)は、高い品質であることに大きな価値を置いた伝統的な製法にて、ブライドルレザーを創出しているのが特徴です。
「ブルームの存在感」が最も際立っていて、ブルームの風合いをよく楽しむことができるのがトーマスウェアー社製BRIDLEと感じています。
■■トーマスウェアー社製BRIDLEを活用している革ブランド例
・グレンフィールド (GLENFIELD)
グレードレザー社(GRADE LEATHER LIMITED)
●グレードレザー社(GRADE LEATHER LIMITED)公式HP
グレードレザー社(GRADE LEATHER LIMITED)は老舗タンナーが多いイギリスにおいて、創業”1991年”と歴史の新しいタンナーです。
最大の特徴となっているのが牛原皮の中で最上級部位とされている「ベンズ部位の皮」を使用していること。ベンズ部位とは成牛の背中から腰の部分。 繊維束の密度が高く、厚みもあってとても丈夫な皮となっています。
■■グレードレザー社製BRIDLEを活用している革ブランド例
・YUHAKU(ユハク)
ベイカー社(J&FJ Baker & Co Ltd)
●ベイカー社(J&FJ Baker & Co Ltd)公式HP
ベイカー社(J&FJ Baker & Co Ltd)は英国デヴォン州のコリトンに拠点を置く、英国屈指の老舗タナリー。2000年前もの古の革製法を守っている伝統重視のタンナーです。
伝統的な製法にて、年月を費やして製作するBRIDLEは「強い張り」「高耐久性」を有しています。反面「繊細さ」「柔軟性」に欠けることから財布などの革小物に使われることは少ないのが実情です。
「ブルームが少ない」のが特徴となっており、いぶし銀の光沢感を最も楽しむことができるBRIDLEと感じています。
■■ベイカー社製BRIDLEを活用している革ブランド例
・ワイルドスワンズ(WILD SWANS)
人気日本革ブランドのブライドルレザー革財布(メンズ)
BRIDLE LEATHERの革財布は多くの革ブランドにて主力アイテムとして創作されています。
天然蜜蝋をたっぷりと革繊維内に含んでいることから「接着剤の使い方」が難しく、高い財布縫製技術を要することに。そこに革ブランドごとの特徴(機能的)が表れています。
ここでは高い縫製技術を有した革職人によって仕立てられている日本製のブライドルレザー仕様革財布をご紹介したいと思います。
ジョリーロジャー・ロイヤルフォーチュン
●ブランド:COCOMEISTER
●デザイン:ラウンドファスナー長財布
●素材:型押しブライドルレザー
●色彩:ブラックフラッグ、マジェスティブラウン、グリーンテリトリー、バトルネイビー、ヴィクトリーイエロー、ポートワイン
ジョリーロジャー・バットビル
●ブランド:COCOMEISTER
●デザイン:二つ折り財布
●素材:型押しブライドルレザー
●色彩:ブラックフラッグ、マジェスティブラウン、グリーンテリトリー、バトルネイビー、ヴィクトリーイエロー、ポートワイン
ジョージブライドル・ロイヤルウォレット
●ブランド:COCOMEISTER
●デザイン:ラウンドファスナー長財布
●素材:ブライドルレザー(無双仕様)
●色彩:ブラック、モスグリーン、ロイヤルブラウン、ダークネイビー、ボルドーワイン、ヘーゼル
ジョージブライドル・バイアリーウォレット
●ブランド:COCOMEISTER
●デザイン:長財布
●素材:ブライドルレザー(無双仕様)
●色彩:ブラック、モスグリーン、ロイヤルブラウン、ダークネイビー、ボルドーワイン、ヘーゼル
ジョージブライドル・バイアリーパース
●ブランド:COCOMEISTER
●デザイン:二つ折り財布
●素材:ブライドルレザー(無双仕様)
●色彩:ブラック、モスグリーン、ロイヤルブラウン、ダークネイビー、ボルドーワイン、ヘーゼル
ロンドンブライドル・グラディアトゥール
●ブランド:COCOMEISTER
●デザイン:ラウンドファスナー長財布
●素材:ブライドルレザー
●色彩:ロイヤルチョコ、アルバートレッド、ハイドバーク、ブルースネイビー、ステージブラック、パイプオルガン
ロンドンブライドル・スプレッドイーグル
●ブランド:COCOMEISTER
●デザイン:長財布
●素材:ブライドルレザー
●色彩:ロイヤルチョコ、アルバートレッド、ハイドバーク、ブルースネイビー、ステージブラック、パイプオルガン
Bridle Leather Breast Wallet「FETB01-002」
●ブランド:FESON
●デザイン:長財布
●素材:ブライドルレザー
●色彩:ダークブラウン、ネイビー、グリーン、ブラック
ブライドルレザー仕様長財布「PP-BR-LW01」
●ブランド:peppercor
●デザイン:ラウンドファスナー長財布
●素材:ブライドルレザー(セドウィック社)
●色彩:ブラック、ヘーゼル、ネイビー、グリーン、チョコ
THIN BRIDLE (シンブライドル) ラウンドファスナー長財布
●ブランド:GANZO
●デザイン:ラウンドファスナー長財布
●素材:ブライドルレザー(セドウィック社)
●色彩:ブラック、ヘーゼル、ダークブラウン、ネイビー
THIN BRIDLE (シンブライドル) マチ無し長財布
●ブランド:GANZO
●デザイン:長財布
●素材:ブライドルレザー(セドウィック社)
●色彩:ブラック、ヘーゼル、ダークブラウン、ネイビー
crafsto Bridle Leather ラウンドファスナー長財布
●ブランド:crafsto
●デザイン:ラウンドファスナー長財布
●素材:ブライドルレザー
●色彩:ブラック、ダークブラウン、ネイビー
crafsto Bridle Leather 長財布
●ブランド:crafsto
●デザイン:長財布
●素材:ブライドルレザー
●色彩:ブラック、ダークブラウン、ネイビー
crafsto Bridle Leather 二つ折り財布
●ブランド:crafsto
●デザイン:二つ折り財布
●素材:ブライドルレザー
●色彩:ブラック、ダークブラウン、ネイビー
まとめ
ブライドルレザーの革財布は縫製・仕立て技術の差が財布としての機能上出やすい傾向があります。ゆえに「デザイン」だけでなく「仕立て状況」も意識した上で財布を選ぶようにしましょう。